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ダイニングテーブルの選び方
いろいろなダイニングテーブルがある中で、どのタイプが最適かを選ぶ基準について説明しています。
ダイニングテーブルを選ぶ時のチェックポイント
ダイニングテーンルの天板は、長方形、正方形、円形、楕円形があります。
使用人数やダイニングルームの広さ、デザイン性などの観点から選択します。
長方形天板のダイニングテーブルは、最もポピュラーな形状のダイニングテーブルです。
夫婦やカップルで使用できる小さ目サイズから、6人以上でも使用できる大型のものまであります。
数多くある天板サイズの中で、何が最適なサイズかを判断する方法についてご案内します。
まず、使用人数の観点からどの天板サイズが最適かを判断します。
一般的に食事をとる時に必要となるスペースは、1人当たり縦30cm×横40cm程度と言われています。
これに、隣り合った人が互いに肘があたらないように、スペースにゆとりを持たせる必要がありますので、縦50cm×横70cmくらいがゆったりと窮屈さ感じない広さとなります。
この縦50cm×横70cmのスペースをダイニングテーブルに人数分割り当てていくことで、最適な天板サイズを求めることができます。
一般的に、4人で長方形のダイニングテーブルを使用する場合、隣り合って座る2人の肘が干渉しないサイズは幅135cm程度と言われています。
▼この1人分スペースを天板の広さに割り当て最適な天板サイズを求めます。▼
▼6人分となるとかなり広いスペースが必要になります▼
▼売れ筋の長方形ダイニングテーブル▼
正方形のダイニングテーブルは、夫婦やカップルなど2人での使用が多い天板形状です。
長方形のダイニングテーブルで説明したように、1人当たりの食事スペースから最適な天板サイズを算出します。
正方形の場合、2人での使用がほとんどだと思いますので、80cm×80cmサイズが一般的な広さです。
天板サイズが80cm四方より大きなサイズを選択すると、テーブル上の調味料をとったりするのに不便を感じる大きさになってしまします。
大きすぎるのも問題がある点を理解してきましょう。
▼売れ筋の正方形ダイニングテーブル▼
【補足:四角形のテーブルの長所と短所】
ダイニングテーブルには、上で説明したような四角形のテーブルと円形テーブルの2種類に大きく分類できます。
四角形のテーブルの利点は、ダイニングテーブルをキッチンカウンターに付けることができるので、スペース効率のよい形状と言えます。
ダイニングルームの広さが十分にとれないような場合は、円形テーブルよりも四角形のテーブルの方が良いといえまます。
一方、四角形の形状には欠点もあります。
小さな子供がいるようなご家庭では、テーブルの角に頭をぶつけたりする心配があります。
また、円形テーブルと比べて導線効率が悪くなるという点もあります。
円形状のダイニングテーブルは、2人~4人での使用が一般的です。
中華料理店などの一部の飲食店では大人数で円形テーブルを囲んで食事をしているようなケースもありますが、普通の住宅のダイニングルームの広さでは場所を取ってしまい実用的とは言えません。
円形のダイニングテーブルの四角形の場合と同様に、1人当たりの食事スペースから最適な天板寸法を算出しましょう。
通常、2人用のダイニングテーブルであれば直径80cmで、4人用であれば直径100cm~130cmのサイズが一般的です。
楕円形(オーバル)天板のダイニングテーブルは、最近流行の人気の高い形状です。
オーバルタイプの場合、4人での使用を想定して作られていますので天板サイズはある程度決まっています。
▼売れ筋の円形ダイニングテーブル▼
【補足:オーバル天板の長所と短所】
円形や楕円形のダイニングテーブルは、丸くて優しい印象を与え北欧系インテリアやナチュラル系インテリアなど人気のインテリアスタイルとの相性も良く高いデザイン性を持った製品が多いです。
また実用面からみても、これらのダイニングテーブルは天板に角がないため導線がスムーズという利点があります。
円形や楕円形の天板は自然な姿勢で隣の人との会話を交わすこともできるので、食事中の会話が弾みます。
一方、短所としては天板を囲む形でダイニングチェアを配置するためチェアを引いたときに四方に空間が必要になるということです。
そのため、ダイニングルームにある程度の広さがなければ窮屈に感じる天板形状でもあります。
どのくらいのスペースが必要になるかという点については、後程詳しく説明します。
購入予定のダイニングテーブルが、ダイニングルームの広さに合っているかどうかを事前に確認する必要があります。
ダイニングテーブルに合った広さを把握するには以下の3点をチェックしてください。
①ダイニングテーブルの大きさ
②ダイニングチェアを引くために必要となる広さ
③チェアに座っている人の後ろを通るために必要となる広さ
上の図のように、ダイニングテーブルのサイズよりも1m程度余分に広さが必要になることが分かります。
もっと具体的に説明するために、各天板の形状別に必要となるサイズの目安を解説します。
4人用長方形サイズのダイニングセットを設置するには、幅225×170cmの広さが必要になります。
但し、キッチンカウンターに一辺を付けるなどすることで必要とされるスペースは狭くなります。
6人用の大型ダイニングテーブルの場合、左右の辺にも人が座るため、かなり広いスペースが必要になります。
十分なスペースが取れない場合は、長い辺にかかっているダイニンチェアをベンチに変更するなどの工夫をすることによって必要となるスペースを狭くすることができます。
4人用の円形ダイニングテーブルの場合、チェアを各方向へ引くため長方形のテーブルよりも広いスペースが必要になります。
ダイニングテーブルも2万程度の物から20万円を超える物まで様々な価格帯があります。
この価格差は、使用素材の差であり無垢のダイニングテーブルと合板のダイニングテーブルの違いになります。
【無垢材とは】
無垢材とは、表面に化粧版などを貼っていない木そのものの材料のことです。
ホームセンターやネット通販で販売されている安価なテーブルは無垢材でありません。
合板の上に、木を薄くスライスしたものや、木目が印刷されたシートを貼りつけて、木のように見せています。
無垢の場合は、木を工業用鋸で板状にカットして、その板そのものを家具の材料として使用しています。
ダイニングテーブルに無垢材を採用することで、高級感と重厚感ある雰囲気を楽しむことができます。
無垢材の場合、長年使用することで木が表情を変え独特の風合いを醸し出します。
長く良い物を使いたいという場合には、無垢材のダイニングテーブルをお勧めします。
素材の質感を理解できるように動画を掲載していますので、その差を見比べてみてください。
【合板とは】
お手頃な価格でダイニングテーブルをお探しの場合は、合板素材がお勧めです。
合板の中でも、頻繁に使用されるのが天然木化粧版(突板)という素材です。
天然木化粧版(突板)とは、木を薄くスライスして、そのスライスしたシートを合板や集積板に張り付けて、木の質感を表現した材料です。
無垢材よりも安価で手に入れることができますし、木の自然な木目を楽しむことができます。
但し、無垢材の場合は長く使うことによって独特の使用感が生まれ重厚感ある風合いをが出てきますが、
突板の場合、表面のシートがはがれてきて汚くなってしまいます。
また、突板以外にプリント化粧版という素材もありますが、プリント化粧版は木目が印刷されたシートが貼ってある材料です。
価格は突板よりも安いのですが、木目が人工的になってしまいます。