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仕事の効率を上げるオフィス設計とは

仕事の効率を上げるオフィス設計とは

「ここでずっと働きたいな」と思えるような、憧れられるデザインのオフィスが昨今続々と誕生しています。

どんな職種の仕事であれ、気分というのは作業効率に大きく関わってくるものです。
社員にやる気を出してもらうため。来客に良い印象を与えられるオフィスにするため。

各社が掲げる理念や社風を表現し、おしゃれで、尚且つ居心地の良い空間を作ることが、オフィスを設計するにあたり求められ始めているのです。
少し砕けたよろしくない表現をするなら、「昔のような利便性のみを詰め込んだオフィスでは仕事のやる気もなくす人が多い」という、少し辛めのお話です。

今回は、何故オフィス設計にはおしゃれさも求められるようになったのかという点と、オフィスの設計にあたって重要となってくるポイントをご紹介していきたいと思います。
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◆「羨望されるおしゃれなオフィス」を設計することの重要性

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現代日本においては、仕事が出来るのならどこでも良い、というような考え方の人も一定数いるでしょう。

しかしどうでしょうか。
昨今の傾向を見て下さい。心の底から「仕事楽しい!」と言える方って、自分の周りにどれ程存在していますか?
数日、数週間と出勤して早々に辞めたという新入社員のお話が、年々増えてはいませんか?
勿論それが「オフィス設計に原因がある」などと一概には言えません。

言えませんが、「憧れることの出来ないオフィス」や「他者へ誇れることの出来ないオフィス」に、一体どれほどの人が集まり、留まってくれるというのでしょうか。

上記のような人々のモチベーションを、社はどうやって繋ぎ止めていけば良いのでしょう。


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その仕事そのものが好きな人にはまだ希望があります。

しかし酷い状態の人だと、「全く興味のない仕事だけどお金のためにやっている」という夢とか希望とかをかなぐり捨てた人も少なくはないのです。
仮に夢を持ち、「この業種に憧れて入社したor会社見学に来た」という新入社員や新規卒業者でも「思っていたのと違う」と失望するようなオフィスに、人が集まってくれるとは到底思えません。

日本オフィス家具協会が取った経営者に対するアンケートによれば、「オフィスへの投資は人材育成に寄与する」という意見も数多くあったと言います。
また、「オフィスは創った時が改善の始まり」とも。

最早「ただ便利だから」「ただおしゃれっぽいから」という理由でオフィスの家具を購入することは得策とは言えません。
オフィス設計の細部まで熟考するだけで、企業に表れるメリットは数多いのです。
より魅力的で、人が惹かれるような洗練された空間を。

会社のテーマに合わせ、機能面も良く練られたオフィス設計が求められているように思います。


◆オフィス設計における重要なポイント

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オフィスは当然お仕事をする場所ですから、

◎ポイント1
動線をはじめとして「お仕事のしやすい空間」であることを最低条件に設計していかなければなりません。

仕事に特化したデスクレイアウトの例としてまず挙げられるのが、「島形対向」と呼ばれるデスクの配置方法です。
これは自席が固定されており、オフィスにおける各組織別にデスクが並べられるため、組織間での交流が容易なメリットがあります。
オフィス設計では社員間の交流についても良く考えていかなければならない分、この配置方法はとても便利で使いやすいと言えます。

これとは反対に、組織の別なく社員の自由に座席を選べる「フリーアドレス」と呼ばれるデスクの配置方法も存在します。
こちらは例えるならば、図書館や食堂のようなスタイルと言えば伝わるでしょうか。
同じデザインのデスクとチェアを並べて、社員がノートPCなどを持ち寄り好きな座席で仕事をします。

この場合、オフィス内にはそれぞれ個人用や共用のキャビネットなどが配置され、完全な個人スペースが作られないオフィス設計となります。
元は日本のオフィスの狭さを緩和するために作られたスタイルだったそうですが、現在では社員の行動改革、ひいてはコスト削減の点が注目されており、それに合った連結タイプのデスクなども販売されているようです。

この上で、統一感のあるおしゃれな空間を生み出さなければならないわけですから、オフィス設計は本当に大変な作業です。
しかし最も頭を悩ませなければならない問題は、実は別にあります。
それは、

◎ポイント2
設計したオフィスをいかにして「継続」させていくのか、という点です。

オフィスは設計して形を完成させたらそれで終わりではありません。
そのスタイルをいかに継続させていけるのかが最も重要となってきます。
どれだけセンスのあるおしゃれなオフィスを設計したとしても、例えば収納の面で計算が甘く、結果数年後にはダンボールと資料の山に囲まれて「おしゃれ」の「お」の字もなくなった、ではあんまりな結果だからです。

このため見た目と機能性の両立を前提としたオフィス設計は、考えるのにとても多くの時間を消費しますが、その分良く考えられたオフィスほど居心地の良い場所はありません。
社員のモチベーションも上がり、成果もどんどん生まれることでしょう。

しかしこれでもまだ不安が残ります。
「継続」という文字を用いましたが、仮に設計したオフィスの形をそのまま数年保てたとしても、乗り越えなければならない課題があるのです。
それが、変わらないオフィスのインテリアに対する「マンネリ化」です。

◎ポイント3
オフィス環境には定期的に変化を持たせられるよう設計すること。

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毎日毎日変わらない日常。
変わらない光景に心を病む人もまた、一定数存在します。

そうでない人でも、来る日も来る日も変化のない場所で日々の大部分を過ごせば突き当たるのは「マンネリ化」
そうなると数年前はしっかりと仕事が出来ていた人ですら、慣れの影響からか些細なミスが多くなってしまうこともあります。

1度配置したら動かせないようなインテリアよりも、パテーションなどの仕切りを上手く利用し、定期的にオフィスのインテリアを変更出来るようにしてみることも、オフィス設計には大切なことのようです。


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◆まとめ

以上、オフィス設計における少し辛めのお話から、実際の設計において注目すべき点をご紹介しました。

切れ者揃いの企業ほど、オフィス設計は特に重要視している傾向にあります。
そして設計によって問題になる金銭のことを「コスト」ではなく「投資」と捉えている点も非常に参考になるところです。

皆さんも「たかがオフィスのインテリア」などとは考えず、1度しっかりオフィス設計の計画を立ててみることをおすすめします。
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