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リビング収納

リビングをすっきりさせる収納家具&収納術

『リビング』という言葉は、すっかり日本に定着していて、英語であることすら忘れがちですが、単語としては“LIVE”の現在分詞。

そう、コンサートなどの“LIVE”や、実況中継の“LIVE”と同じです。

もともとは、言うまでもなくLIFE(暮らし)で、LIVINGだけだと『活発な,活気のある』といった意味になります。

つまり、家族が集まる家の中で最も「活気のある部屋」

そこには、家族が持ち寄る物や、共有で使うものが集まり、確かに活気があります。家の中では、子供部屋の次くらいでしょうか。

が、リビングルームは、客間を兼ねていますから。子供部屋のように、使いたい放題に出したまま、というわけにはいきません。

■壁面収納の考察

端的に言って、リビングの収納で「最も優れている」、あるいは「理にかなっている」のは壁面収納です。
壁面収納などと言いますと、作り付けを思い浮かべますが、後付けもできます。
壁面収納は、「見せる収納」と「隠す収納」をバランスよく兼ね備え、リビングに必要なほとんどを収納します。
後は、ガラス製のワゴンのひとつでもあれば、十分でしょう。

大きく見えますが、幅は2600mm〜2800mmと、ほとんどのマンションの1面に収まりますから、むしろ10〜14畳くらいの比較的狭いマンションリビングにこそ、適しているとも言えます。

なにしろ他に家具の必要がないのですから。スッキリする収まることでは、この上ありません

テレビサイズによって異なる大きさの物があり、テレビ買い替えと同時に購入される方も多いようです。

♠ワンポイント:壁面収納は、むしろ狭いリビングに適している

■なにを入れておくかを考える

さすがに壁面収納までは・・・という方でも、壁面収納から学ぶことはたくさんあります。
壁面収納
まず、収納のほとんどがキャビネット式(扉式)であること。
棚板が可動式で、高さの規制がないことです。

衣類のような畳めるものと違って、リビングに集まる物には高さの決まりがありません
逆に見ると、高さの決まっているチェスト系(たんす)の引き出しは、リビングには比較的不向き、ということです。

たとえば、家の家電品の説明書、保証書をまとめてリビングに置いておく。
もしこれが引き出しであれば、スッキリ収まりはしますが、上から順番に引きずり出さなくてはなりません。結果、リビングはちらばることに。

もし、棚板可動式のチェストであれば、それぞれをファイリングして他の本と一緒に立てておくことができます。
収納しやすさと同時に、「取り出しやすさ」も、収納には重要なファクターです。

とは言え、引き出しが、小物を入れておくのに適していることは言うまでもなく、たいていのキャビネットは、いくつかの引き出しも備えています。

こちらは、半分ずつの混在タイプ

ビジネスデスクのような1番深い引き出しは、ファイルを立てて入れておくこともできます。
♠ワンポイント:取り出しやすさも、収納には重要なファクター

■増え続ける物

リビングには、どんな物が集まるでしょう?
それは住まわれる方の家族構成や、趣向によって当然異なって来ます。
幼いお子様がいれば、玩具がフロアの5割くらいを占めてしまいますし、マンションのLDKであれば、キッチンの物も少しはリビングに「居候」することを考えた方がいいでしょう。

ほとんどのリビングに共通しているのはテレビで、したがってAV周りの物は、必ずリビングのどこかに収納されることになります。
一番フレキシブルなのは、CDやDVD、ブルーレイといった物でしょう。
昨今は、本の類いよりも多いかも知れません。

コレクションの多い方は、当然、収納の多いテレビボードを選ばれるべきでしょう。

り壁面収納に近い形です。

AV周りに限った話でもないのですが、収納は、やはり使う所に集中させるのがセオリーでしょう。

♠ワンポイント:収納の多いテレビボードにAV周辺を任せる

■同じ形状の物は雑多に見えない『繰り返しの法則』

今回は、『スッキリ収納』をテーマにしていますので、隠す収納をメインにしていますが、CDやDVD、文庫本といった形状の決まっている規格物は、見えていても「雑多に見えない」という、ちょっとしたインテリアの法則があります。

むしろ見えていた方が、どこになにがあるかを記憶できますから、その分、暮らしは便利になります。
いわゆるオープンラックです。

一見、スッキリ収納とは遠ざかるように見えますが、規格物なら大丈夫

注意するチェック点は、後ろにストッパーがあるかどうか、です。
ストッパーがない場合は、とんでもないことになるかも知れません。

ただし見せる収納は、せいぜい2つまで。あまり多いとやはり雑多に見えて来ます。
♠ワンポイント:規格物は、見せる収納でもOK!

■ひとつは欲しいキャスター付き家具

どんなに収納場所を決めても、リビングにはイレギュラーな物が紛れ込みます
また、そういう物がちらばったとたん、お客様が見えられることもよくあること。
どうして、お客様は見ているかのタイミングでいらっしゃるのか。謎です。

そういう時のためにも、絶対ほしいのがキャスター付きの収納です。
普段使わない物を、ポイポイ入れてガラガラと移動できれば、とにかく便利!
簡単にインテリアの雰囲気を変えられるのもいいですね。
特にマンションの収納では必須アイテムでしょう。
♠ワンポイント:キャスター付き家具は必須アイテム
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