ジェネリック家具とは。絶対に失敗しない選び方
デザイナーさんの作る家具は、見栄えも中身も一級品。しかし購入するにあたって一つだけ難点があります。
それは何だと思いますか?
ずばり高い!そうなんです、デザイナーズ家具ってとってもお高いんです。
確かにデザインも長く使うためにも、高いものを買っておいたほうがとお考えの方もいるでしょう。
「さあ、ソファを購入しよう」と購入したのは良いけれど、お子様やわんちゃん、ねこちゃんのいるご家庭は「デザイナーズ家具に傷がつかないかと毎日ハラハラしてしまう」というお悩みを抱えている方が結構いらっしゃいます。
そんなご家庭にぴったりなのがリプロダクト(ジェネリック)家具です。
デザインもよくお値段もリーズナブル、家具もジェネリックの時代になりました。
そんなリプロダクト(ジェネリック)家具だからこそ、購入は慎重に行うべきです。
デザインは同じでも、いざ使用してみたら、「失敗した」と感じてしまう家具も中には存在します。
そこでソファを購入する際、失敗しないための10ポイントをお教えいたしましょう。
1、中国製品の産地は
まずは、簡単に購入してしまわないこと、これは基本です。
「安いから、壊れても良いや」なんて考えていると、結局デザイナーズ家具を買うのと同じくらいお金を使うことになりかねません。
リプロダクト(ジェネリック)家具はの多くは中国製品になります。
問題は、中国のどこで作られたモノかという点になります。
中国でも沿岸部の深センを中心とした地域は家具の工場が多く、香港などを経由して欧米向けに輸出をしています。
しかし、その他内陸の地域になると工場の質も低下します。
内陸は人件費が安いため、家具を安く作ることもできますが、その分品質に問題がある場合が多いです。
『安かろう悪かろう』の中国製品は、先進国への輸出実績が浅い内陸部から主に作られています。
2、生産チェックをしているか
工場のラインの状況は製品の品質を決めます。
良い家具は、整然とした生産ラインから産み出されています。
現地で検品して出荷されているかどうかも大切なポイントです。
いざ購入してみて、すぐに家具が壊れてしまったというお話もよく聞きます。
工場の生産ラインが乱雑であれば購入はやめておいたほうが良いでしょう。
整理整頓がきちんとされている工場の生産ラインであれば、しっかりとした家具と出会うこともできます。
リプロダクト(ジェネリック)家具だからこそ、ここまで徹底してチェックする必要があるのです。
3、欧米への輸出実績がある工場か
欧米は品質を見る目がとっても厳しい国です。
いくらデザインが整っているからといって、中身が伴っていなかった絶対に買わないでしょう。
エントランス部分はいわば工場の顔。
欧米と取引のある工場はエントランスを見れば良くわかります。
一方中国国内向けにのみ輸出実績のある工場は、避けたほうが無難です。
「品質や中身よりも見た目が大切」と大量に家具を作っている可能性があります。
購入したらすぐに家具が壊れてしまったというような苦い経験に繋がるかもしれません。
4、日本向けに作っているか
日本人向けに作られているかどうかもとても重要です。
海外基準で作られている家具ばかり扱っている工場は、日本のご家庭には不向きといえます。
デザイナーズ家具のよさを残しつつ、日本の住宅事情や体格を考慮してひとつひとつの家具が設計されているかがポイントです。
5、価格は安すぎないモノを
あまり安すぎない家具を購入されることをお勧めいたします。
内陸部の工場に行くとよくわかるのですが、まず工場が劣悪な環境です。
マスクなしで塗装していたり、プラスチックをグラインダーで削ったりと日本の工場では健康上ありえない生産風景です。
それもそのはず、中国内陸に行くと人件費がとても安い。
これでは良い商品が作れるわけがありません。
中身よりも量で勝負という工場の家具を買ったら、後々どうなるかはお分かりでしょう。
リプロダクト(ジェネリック)家具とはいえ、安いばかりに目を向けては、良い家具には出会えません。
6、張地
購入するなら、丈夫で長持ちな家具のほうがいいですよね!
張地はしっかりと確認してください。
病院などの待合椅子にPVC(ポリ塩化ビニル)がよく使われていますが、この素材はお勧めいたしません。
確かに安いのですが、張地が薄く太陽の光に弱いので劣化が早いです。
PVCよりも優れた素材は、PU(ポリウレタン)です。しっかりとした厚みのあるPU張地であれば安心です。
また、本皮は張地の厚さや質感が重要です。同じ本皮でも質の悪いものは色むらがあり、薄手の張地を使用しています。
この張地については、サンプル張地を取り寄せ実際に確認されることをおススメします。
7、フレーム
フレームの素材も家具を選ぶ際重要なポイントです。
せっかく購入しても、錆びたり、溶接が剥がれたりということがあります。
メッキ加工が施されていてもスチールはあまりお勧めできない素材です。
確かにスチールはステンレスと比較して安価です。
しかし、日本の湿度の影響で数年後家具が錆びてきて後悔します。
やはり、お勧めの素材はステンレスです。
スチールより値段は少しお高いですが、錆びません。
錆びない素材であるため、水拭きもでき清潔にたもつことができます。
8、クッション
クッション部分はしっかりと弾力のあるものが良いですよね。
せっかくソファを買ったのに、体に負担がかかってしまい、長く座っていられないようなソファなら、いくらお安くてもただの飾りです。
同じソファでもモノによってクッションの硬さが違うものがあります。
これは、実際に座ってみて、ご自分の体が馴染むかどうかで決めると良いでしょう。
一般に堅めのクッションはオフィスの応接向きで、長時間座っても疲れにくくなっています。ちょうどショッピングモールの店内休憩所のソファのような感じです。
9、縫合部分
ソファを購入した際の失敗談として良く聞くのは「縫合部分が裂けて中身が出てきた」ということです。
長い時間負荷がかかってしまい、縫合部分は弱くなってしまうものなのですが、このようなソファは購入したくないですよね。
理想は、パイピング縫合です。
筒状にしっかり縫い合わせてあるので破れない強い縫合になっています。
また、合成皮革と本皮の縫い合わせは、縫合部分が伸びてきますので、極力おススメできません。
10、通販の場合は必ずサンプル確認を!
ネット通販での購入の場合は、必ず事前に現物を確認するようにしましょう。
張地サンプルの提供がない場合はやはりリスクを伴います。
サンプルの張地がしっかりしていれば、フレームなどの品質もある程度予測がつきます。
当店では、張地だけでなく1人掛け用ソファそのものをサンプル品としてお送りしております。
また、福岡近辺や名古屋近辺の方は展示品があるため現物確認も可能です。
当店の強み
当社の強みは安定感と確かな実績です。
また、当社の製品は深センを中心にした工場にて自社ブランドとして生産しています。日本人によるチェックを行った商品なので安心です。
コルビジェソファなど人気商品は自社ブランドの製品であり、生産のチェックもしっかり行っております。
欧米への輸出実績がある工場で日本向けに家具を作っているので納得できる家具に出会えるでしょう。
お値段もリーズナブルです。
サンプルレザーのほか、サンプルソファも提供しております。
張地、フレーム、クッション、縫合部分もしっかりと厳選された素材、しっかりと安定感のある家具となっておりますので、実際に触れて、体感してみてください。
梱包もしっかりとさせていただきます。
多くの方にリピート購入していただいております。
設計事務所やインテリアデザイン会社に信頼いただいており、プロから見ても確かな品質です。
実際にサンプルを取り寄せて、その目で商品をじっくりとご覧ください。
家具は出会い。
きっと、長く使える上質な家具に巡り合えます。
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