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「好み」で自在に。カフェ風インテリアスタイル!■カフェ風のインテリアとは?
ゆったりしたソファに腰掛けて、本を読んだり、食事や会話を楽しんだり。 1990年代後半、それまでの喫茶店とは異なる「カフェ」という空間が日本の街中に現われ、カフェブームが起こりました。 さまざまなコンセプトのカフェが登場して話題を呼び、居心地のよいカフェのインテリアスタイルを自宅に取り入れる人が増えました。 街中のカフェがバラエティに富むように、カフェ風のインテリアスタイルも、店主や家主、“オーナー”のセンス次第です。 「これが好き」というこだわりを大切にして集めた家具や小物で、独自の世界観を作り出すのが、カフェのインテリアスタイルです。 ■日本のカフェブームについて
カフェにはさまざまなスタイルがあり、1971年にアメリカのシアトルで開業した「スターバックス」をはじめとするシアトル系カフェや、エスプレッソ文化が軸にしたイタリア系カフェ、多店舗展開のチェーン系カフェや個人経営のカフェ、町屋カフェ、動物カフェ、倉庫カフェなど、多種多様な広がりを見せています。
2000年前後のブームが落ち着いて「カフェ」が日本に定着して以降、ずっと進化していると言えるでしょう。 多様なカフェですが、すべてのカフェに共通する点は、「くつろぎの空間」であること。 また、好き勝手に進化しているように見えて、多くのカフェに共通するインテリアスタイルのポイントを、いくつか挙げることができます。 それは、 ・ゆっくりくつろげる、座り心地のよい椅子、ソファ ・木目を基調にしたテーブル ・見せる収納 ・空間を演出する照明 です。 この4点に基本に「好み」とセンスをプラスして、落ち着ける、自分らしい空間を自在にアレンジしていくのが、カフェ風のインテリアスタイルなのです。 ■カフェ風デザインのチェア
ずっと時を過ごしたい空間を作るために、「好き」を第一に家具を選びましょう。
厳格なルールがなく、形や色をあえて「ふぞろい」にしていい気軽さも、カフェスタイルの魅力です。 個性的なデザインのものをまずは1点だけ選んだり、同じデザインでもあえて色違いにする「遊び心」を通して、空間に個性が生まれます。 カフェ風インテリアにぴったりなダイニングチェア
カフェスタイルのインテリアでは、ほっとひと息、コーヒーや紅茶を楽しむ場合にどんな椅子やソファに落ち着くかが、大事なポイントになります。
同じ黒と茶の色調でも、背もたれが丸いか四角いかで雰囲気は異なりますし、いっそのこと2脚をふぞろいに置いていいのです。 色違いOK。カフェ風のデザインチェア
人が往来し、開放感のあるホテルのラウンジでは、ゆったりしたソファや1人掛けの椅子がうまく配置されています。
ラウンジのようにくつろげるのはもちろんですが、あえて色違いにしてみるのが、カフェという空間ならではの遊び心。 ただし、ちぐはぐにならないよう、“オーナー”のセンスを発揮して、空間に統一感と個性を持たせましょう。 ■くつろげるソファは、キーアイテム。
カフェのインテリアスタイルにおいて、どのソファを選ぶか、配置するかは、大事なポイントです。「くつろぎの空間」のマストアイテム、ソファは、座りやすい、ゆったりできる、おしゃれなものを、こだわって選びましょう。
レトロなデザインのソファ
街中のカフェに入って、なるべく座りたいのが、「特別」感のあるソファ席です。
コーヒーを飲みながら本や雑誌を読んだり、ワインやカクテルを味わったり、気持ちと体を預けるソファにこだわって、堅苦しくなく、自分がくつろぎやすいものを選びましょう。 カフェのインテリアデザインでは、レトロっぽいソファが、よく使われています。 木製フレームがしゃれた落ち着きを持ち、ゆったりした空気を演出します。 ドイツのデザインソファ
カフェのインテリアスタイルでは、座椅子やクッションなど、低く座ってざっくばらんにくつろぐスタイルも多用されます。
アースカラーのクッションもいいですが、赤いデザインソファをひとつ置くと、抜群の存在感。ソファから空間が広がります。 ■カフェのテーブル
1960~1970年代のレトロなソファを取り入れたり、木目のざらついた古道具を置いてノスタルジックな雰囲気をだすなど、カフェのインテリアデザインでは、昔のものの価値を生かす工夫がよく見られます。 カフェに入ると、木材や籐を用いた、ナチュラルなテーブルが使われているのに気づくのではないでしょうか。 木目のテーブルが醸し出す落ち着きが、ふぞろいの家具や多方向を向いた席、古道具や古雑貨のやんちゃなざわめきをまとめてくれているのです。 ローテーブルでカフェらしく
ミックスウッドのリビングテーブルや、無垢材を使ったヴィンテージなデザインのダイニングテーブルなど。
「カフェ」の食卓になるテーブルをこだわって選びましょう。 カウンターに変身できる!く
カフェに入ると、テーブル席のほかに、「カウンター」の存在に気づくと思います。
対面式のカウンターは、カフェスタイルのインテリアで特徴のひとつです。 作りつけのカウンターがなければ代わりになる家具を取り入れて、カフェ風にアレンジしてみるといかがでしょう。 テーブルを兼ねたカウンターをキッチンに対面させると、キッチンと外の空間がつながります。 ちょっとした会話の弾みになるアイテムです。 ■見せる収納
カフェのインテリアスタイルで使われる収納や、そこに置かれる雑貨は、住む人のセンスで選ばれた愛用品ばかり。 身の回りのものにこだわる心意気を隠してはもったいない。 カフェスタイルでは、「しまう」だけでなく、「見せる」ことを意識した収納もポイントです。 カフェ自体は“隠れ家”のようでありながら、中に入るとくつろげるのは、「見せる収納」の開放感があって、居心地がいいのです。 食器や雑貨など、「好き」で選ばれたものが目に入り、空間が楽しくなるのです。 以下に載せた収納などは、テレビ台ではありますがテレビを置かなくてもよく、いかようにもアレンジできます。 レトロなデザインがおしゃれなシェルフも同様です。 ヴィンテージなカッコいいデザインのテレビ台ウォールナット突板とスチールのレトロデザイン シェルフ■照明にも、とことんこだわる。
カフェに入ると、どのような照明が使われているか、つい目が行ってしまいませんか? ペンダントライトの色や形、ダウンライトの明るさ、フロアスタンドの色調、フットランプが醸しだす雰囲気。 カフェのインテリアデザインにおいて、照明はとても大切です。 自分の好きなデザインと明るさ、アレンジに、徹底的にこだわりましょう。 ペンダントライトが作る記憶
ペンダントライトは、いつも目にしているうちに、色や形がなつかしい記憶になっていく存在です。 日常的に目線の行く照明だからこそ、カフェのインテリアで存在感を発揮します。 レトロっぽいペンダントライトを取り入れると、空間がおしゃれになります。 どの色、どの形にすればいいか、じっくりとこだわって選びましょう。 カフェ風デザインの照明木製ソケットのペンダントライトレトロなデザインのテーブルライト
レトロかつモダンな照明。床に照明を置くと、リラックスできる空間になります。
■まとめ
空間をもっとよくする。
自宅をカフェにする。 街中のカフェブームが落ち着いた後も、カフェ風のインテリアスタイルへの関心はずっと続き、広がりを見せています。 根強い人気の理由は、基本的なルールを押さえれば意外にも取り入れやすく、“オーナー”それぞれに好きなものを集めておしゃれな空間作りが行える、気軽さ、遊び心があるからではないでしょうか。 カフェ風インテリアスタイルの「コンセプト」は、店主、家主によって自在に生まれるのです。 関連記事 |