カフェ風リビングで温かなくつろぎを
木の優しいにおいに包まれながらテレビを見たり、ふかふかのソファでうたた寝したり。
リビングは何かと気が抜けるスペースです。
そんな場所を、同じくついついくつろぎがちなカフェ「風」のインテリアにする人が増えています。
外で仕事や人波に揉まれて帰ってきたら、あとはしっかりと休んで気分転換をしたいもの。
疲れた体をうんと休ませてくれる、そんなリビングを作り上げてみませんか?
今回は、最近人気の「カフェ風」に学ぶ「くつろぎの空間」、その効果をリビングにもたらすためのポイントを3つご紹介していきたいと思います。
◆ポイント1「見せる収納を大切に」
ほどほどの緩さが「くつろぎ」の秘訣です。
本来ならば扉付きの棚にしまい込んで隠してしまうような消耗品などを、カフェ風のインテリアに合うガラス瓶などに移し替えたら、「見せる」収納スペースに「よりおしゃれに見える形」で収納していきましょう。
全てを隠して収納してしまうより、ほどほど生活感の垣間見えるインテリアにした方が、ゆったりと過ごすくつろぎの空間、カフェ風インテリアには合っています。
実際、何でもかんでも見えないように収納してしまうと、生活しづらくてインテリアが持続しません。
折角完成させたインテリアも、長続きしないようなら徒労に終わってしまいますからね。
◆ポイント2「カウンターテーブルには極力物を置かない」
反対に、物を出しておくのはまずいスペースもあるわけです。
近年の家々では、リビングとダイニング、それからキッチンが1つの空間にまとめ置かれている間取りもポピュラーなものとして定着してきました。
1つの部屋に3つの役割のスペースが入っていて、壁による仕切りもほとんどない以上開放感が凄まじく、家族との交流も密に出来るのが特徴のこのタイプ。
しかし開放感がある分、どこを見てもすぐ「何がどうなっているのか見渡せる」空間でもあり、3つの空間のテーマがばらばらだとインテリアとしては雑然としてしまい、よろしくない見た目になってしまいます。
このためこのタイプの多くの場合はリビング、ダイニング、キッチンのテーマを1つに絞ってコーディネートしていくことになるわけですが、これをカフェ風のインテリアで行う場合、注目すべきは「カウンター」です。
キッチンがリビング、ダイニングに接している場合、そちら側にカウンターが出っ張っている対面キッチン型の家もまた多いことでしょう。
特にリビングから近しいカウンターは、ふとした瞬間すぐに目に入る位置にあることが多いため、ここが片付いていないと隣のリビングスペースの景観にも影響が出てきてしまいます。
勿論、しっかり片付けられていればカウンターはカフェ風インテリアの強みとなります。
実際のカフェにもカウンター席がある場合が多く、それ故にカウンター用のチェアをカフェ風のものに合わせれば、よりカフェの雰囲気が強く出たインテリアとなり得るでしょう。
キッチンが別室に分けられているというお宅でも、リビングにカウンターテーブルを導入して仕切りにしている、という人がいらっしゃったので、カフェ風インテリアを作るにあたり、これほど「らしく」出来る家具もなかなかないのではないかな、と思います。
◆ポイント3「レトロorアンティークor北欧の家具を取り入れてもよし」
他テーマの家具との相性が良いのもカフェ風インテリアの特徴です。
カフェ風と一言で言っても色々あります。
総じてくつろぐことを極めたインテリアであることは共通していますが、それ以外ではそこまで厳しい決まりごとは存在しません。
ほどよく木製で、ほどよく緑があって、ほどよくおしゃれ。
あとはそのリビングをコーディネートする方の好みで、カフェ風のインテリアは完成していきます。
例えば、リビングを構成する家具には上画像のような黒いフレームのある木製家具を共通して使用する、と決めた方なら、カフェ風独特の香ばしさ漂う、おしゃれで格好良いけれどちょっと可愛い、そんなリビングが出来上がることでしょう。
上画像のようなレトロアンティーク寄りの家具を共通して使用していこう、と決めた方なら、格式高くて中世を思わせるようなカフェを作り上げることが出来るでしょう。
ほかにも、カントリー調の家具やモダンな家具など、程よいバランスを考えてインテリアに取り入れても、カフェ風のインテリアは完成します。
その人の好みで、いかようにも形を変えるのがカフェ風インテリアの凄いところなのです。
◆まとめ
以上、自宅リビングを「カフェ風のくつろぎの空間」にするポイントをご紹介してまいりました。
人の好みにもよりますが、くつろげる空間は、ほどほどに生活感のある(物がある、見える)状態の方が落ち着くように思います。
それもただ物が散らかっている、というわけではなく、物が目に見えている中でもきちんと整理されている状態。
私生活の中で、物をストレスなく探し当てられるインテリアって、当たり前のようでいて難しいことです。
そういった面においても、リビングとカフェ風のインテリアの相性はとても良いのではないかと思いました。
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