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カフェスタイル

カフェスタイルの可愛らしいお部屋づくり

木目の柔和な雰囲気が随所に盛り込まれた家具。 小さな黒板に並ぶ英字や、ガラスの瓶に入れられた調味料。 控えめながらも温かな光が室内を照らす、吊り下げられたランプ。 俗に言う「カフェスタイル」がおしゃれだと人気になってから、しばらく経ちます。 そのさりげない可愛らしさと温かさを自宅の内装に取り入れたい、という声は未だ衰えず、最近では雑貨屋さん、100円ショップなどでも、カフェ風の内装に良く合うアイテムが数多く陳列されるようになりました。 今回は、「カフェのおしゃれな雰囲気が漂う内装にするには具体的にどんな家具を選べば良いの?」といった方に向けて、家具やアイテム選びのポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。

◆ポイント1「ただ“カフェ風”の家具を揃えれば良いというわけではない」

実は「カフェスタイル」と一言に言っても、その決まりごとは非常に曖昧です。 そもそもこのスタイルの元となった「カフェ」の内装って、各オーナーさんの趣味やセンスによって全く違いますよね。 とても極端な言い方をするなら、「くつろいでお茶出来る空間であるのなら、どのような色やフォルムを取り入れようが、それはオーナーの勝手」、ということなのです。 ですから「カフェスタイルに合う」と銘打たれた家具をただ見てみても、雰囲気が全く異なるものがあったり、一見してカフェ風なのか分かりかねるデザインの家具もある訳です。 「これだ」「これではない」という感覚が既にその人独特のセンスであり、「カフェスタイル」においては大切な感覚でもあります。 それらを選び、組み合わせて内装を完成させるのはその空間の持ち主。自宅の内装ならば、それはあなた、ということなのですから。 木の家具一つ取ってもそうです。 木材の色合いはどうしますか?ブラウン色の香ばしい色合いを中心に?それともナチュラルなメープル色で明るい色合いを中心に? これらを上手く混合させて内装を作り上げるのも良いでしょう。 けれどその場合は、よりおしゃれに見える配置、バランスを緻密に計算して考えなければなりません。 カフェスタイルの内装を考えるにあたり、ただ木製の家具で、おしゃれっぽいからという理由で家具を選ぶのは得策ではないのです。 あなたはどんな色が好きですか?カフェスタイルの中の、どんなところに惹かれましたか? せっかく自宅の内装を考えるのですから、どうせなら自分(オーナー)らしいカフェスタイルをとことん考えてみて下さい。

◆ポイント2「照明は内装のイメージを決める重要なアイテム」

さて、自分がどんなカフェスタイルを目指すのかを決めたら、早速家具を選んでいきます。 中でも重要視するべきは、部屋を明るく照らしてくれる照明です。 昼間はオーナメントのような存在感を放ち、夜になれば室内を温かく照らしてくれる照明。 リビングテーブルの上に吊り下げる、キッチンのカウンターに吊り下げるなど、ペンダントライトは特に目立つ上、カフェ風の内装のおしゃれさを引き立てる重要な役割を果たします。
室内の天井に付いているシーリングライトも同様にこだわりを持ちましょう。 内装において、天井というのは意外と見られる場所です。 スポットライトやシャンデリア、シーリングファンの付いた照明などは、いずれも一般的でシンプルな丸っこい照明に比べれば一目瞭然の存在感を放ちます。 特にシーリングファンは温度調節の面でとってもエコロジー。 エアコンとの併用で、節電効果もあるのだとか。

◆ポイント3「さりげない小物でカフェ感を演出する」

これはカフェスタイルに限ったことではないのですが、統一感のある内装を作り上げるにあたり、小物の存在感はとても大きいものがあります。 完全な装飾品もそうですが、問題は日常的に使用する消耗品の外見。 洗剤、シャンプーなどの容器をはじめとして、綿棒、調味料、こまごまとしたお菓子。 これらを購入したそのままの状態で部屋に置いておくと、折角完璧だったカフェスタイルの内装も台無しになりかねません。 消耗品それぞれの包装のデザインは、当然ですが一様にテーマもばらばらなのです。 より完成度の高い内装を考えるなら、空のガラス瓶や無地の容器などを購入して、消耗品はその都度それと決めた容器に移しかえることをおすすめします。 揃える時は面倒ですが、自作のラベルを貼って分かりやすくする、などの些細な工夫で自分だけの完璧なカフェインテリアが出来上がると、壮観ですよ。

◆まとめ

以上、カフェ風のおしゃれな内装を作るうえで、どんな家具を選ぶのが良いのか、そのポイントをご紹介してまいりました。 どうせ作り上げてしまうのなら、どこまでも妥協せずに。 そうしてしっかり考えられた内装ほど、素晴らしくおしゃれな空間になっていきます。 「頑張りがその完成度に比例する」という良くある精神論が、自宅の内装を考える場合にも当てはまるのです。 人それぞれの、くつろげる温かなカフェスタイルが増えていくと良いですね。
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