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ジェネリック家具と正規品の品質の違い
デザイナーズ家具を買おうとすると必ず直面する問題があります。 それは、 ジェネリック家具にするか正規品にするかという問題です。 リスクをテイクしてジェネリック家具にいくか、 安パイで正規品をとるかということになります。 そもそもジェネリック家具とは
ジェネリック家具とは、既に意匠権が切れた家具のデザインを中国の工場がまねして作った家具の事です。 従って、コピー品とちがって違法性はありません。 しかし、この【マネして作る】という点において、日本の方は非常に懐疑的な態度をとります。 ジェネリック家具の概要を図示すると以下のようになります。
この構図が、
このパターンや、
このパターンに非常に似ているため、 ジェネリック家具に対して、懐疑的になっています。 日本で流通しているのジェネリックの家具は中国製です。 一部イタリアやアメリカ製のジェネリック家具もありますが、高額であるため国内流通の大半は中国製となっています。 このようなことから、ジェネリック家具より正規品がよい。 ということになっています。 しかし、問題は価格になります。 ジェネリックと正規品の価格の差
正規品とジェネリック家具に価格差がなければ、 ほとんどの人が正規品を買うと思います。 しかし、正規品は高額です。 ちなみに、世界遺産にも認められた西洋美術館を設計したことで有名なコルビジェ。 そのコルビジェがデザインしたソファは、1脚47万円です。 これは、一人掛けの値段ですので、3人掛けだと、117万円です。 応接セットとなると、250~300万円になります。
もはや、 ソファの値段ではありません。 車くらいします。 近所で、軽自動車のミラが10万円で販売されていますが、 コルビジェソファを買うと、25~30台買える計算です。
これが、ジェネリック家具だと、応接セットで48万円になります。
コルビジェ本革応接セットの詳細はこちら
合成皮革だと、応接セットで21万円になります。
コルビジェ応接セットの詳細はこちら
このようにジェネリック家具は正規品と比較して値段が5分の1~10分の1ですので、やはりジェネリックを選ぶ方が多いようです。
*それでもミラは2台買えます。
こうなると、最後に残るのは品質です。 ジェネリック家具と正規品との間にどのくらい品質の差があるかということになります。 品質の差について
ジェネリック家具と正規品の品質は差があります。 例えば、イームズのDSWという椅子。
正規品は、60000円ほどします。 一方、こちらの イームズ DSWチェアの詳細はこちら
ジェネック家具は、9000円です。 5倍以上の価格差がありながら、見た目はほとんど同じです。 しかし、 実際に座ってみると違いが分かります。 なぜか、正規品のほうがぴたっと体にフィットします。 この小さな差が、正規品とジェネリックの差かと思います。 当然、ジェネリックにもいろいろあるため、ジェネリック家具同士での比較はこちらの記事で解説しています。 |