女子力をアップする可愛いドレッサー選び
ひと昔前までは、ドレッサーは嫁入り道具のひとつで、それこそロココ調の、まるでマリーアントワネットが使っていそうな物が流行ったものですが、マンション暮らしが普通になった現在では、化粧そのものも変わり、むしろシンプルで機能的な物が主流となっています。
今回は、女性だけのファニチャー。
ドレッサーにスポットを当ててみます。
■ドレッサーの持つ「女性らしさ」
かつては、「高価な家具」の花形であったドレッサー。
ン十万円も常識の世界でしたが、最近では、洗面台がドレッサーとしての機能を果たすようになり、ドレッサーそのものを持たない女性も多くなりました。
けれども、男性(夫)側から見ると、洗面台の鏡の前であれやこれや塗っている伴侶には、けっこう幻滅したりするようです。
同じことをしているのに、これがドレッサーの前だとまったく話が別。
いかにも女性っぽく映るのは、たとえばブランデーをグラスで飲むのか、丼で飲むかの違いに似ています。
幼少期、ドレッサー前に座る母親の仕草を見て、憧れた人も少なくないはず。
ドレッサーの前のメイクが「仕草」なら、洗面台はどうしても「作業」?少なくとも、男性にはそう映るようです。
電車の中でコンパクト片手に、なんていうには論外。
■メイクにかける時間は増えている
ドレッサーと洗面台。
一番大きな違いは、座っているか立っているか、でしょうか。
鏡があれば、わざわざドレッサーを買わなくても洗面台で足りる?
ところが、ここに面白い調査結果があります。
ポーラ文化研究所が、2012年に15~64歳の女性1500人を対象として調べたところ、朝のメイクにかける時間は、平均12.04分。
11分以上かける人の割合は41%で、1991年調査時15%の3倍近くに増えているのだそうです。(『女性の化粧行動・意識に関する実態調査』ポーラ文化研究所)
これは、そのまま「鏡に向かっている時間」ですから、以前よりもドレッサーの必要度は上がっている、とも言えます。
朝だけで12分。当然、帰宅後、夜にはメイクを落とすことになりますから、計1日約20分。
最近のドレッサーは、必ず電源を持っているので、ドライヤー、カールも座ったままできます。
この時間を含めれば、1日に50分以上は利用することになります。
1ヶ月にすると、1500分。
たとえば書斎机や客間のテーブルよりも、ずっと使用頻度は高いのです。
収納力も考えたら、かなりな「利用率の高い家具」と言えます。
近年のドレッサーは、価格的にも、デザイン的にも、非常に求めやすくなりました。
こちらで23,300円。
それまで立っていたことと、収納力を考慮に入れれば、実は、とってもコストパフォーマンスが高いファニチャーなのです。
■ドレッサーの選び方
最近のドレッサーは、シンプルなデザインが主流ですから、選び方のポイントとなるのは、他の家具とのコーディネートです。
こちらは、上のドレッサーのシリーズ。
チェストからワードローブまで、統一することができるので、インテリア作りも、こんな風に‥‥‥。
もちろん、カラーバリエーションも選べます。
しかも、最近のドレッサーは、思っているより、とってもコンパクト!
こちらは三面鏡を持っているモデル。
ドレッサーは、椅子を収納できるので、面積を必要としません。
ベッドルームの片隅でも、ワンルームでだって十分です。
三面鏡は、洗面台では絶対不可能な、横からのヘアスタイルやメイクのチェックもできるので、使ったことのある方は、必ずこのタイプを薦めます。
あるいは、姿見を兼ね備えたこんなモデルはいかがでしょう?
いずれにせよ姿見は、1枚は備えるのですから。同じ面積でドレッサーになるのは、ありがたいですね。
カラーバリエーションは、なんと7色。
どんなインテリアでも、コーディネートできます。
■デスクとして使えるドレッサーで女子力アップ!
ちょっと変わり種ですが、普段は鏡を収納して、普通のデスクとして使えるモデルが今、人気です。
それが、こちら。
このように、普段はどこから見てもデスクですが・・・・
実は天板が鏡になっていて、ドレッサーになるという優れもの!
現代のワーキングウーマンには、ピッタリのアイテムです。
いつか貴女のドレッサーに向かう背中に、娘さんが憧れる時が来るかも知れません。