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デザイナーズ家具の代名詞、チャールズアンドレイイームズの作品
デザイナーズ家具と聞いて、多くの人がまず名前を思い浮かべるのは、イームズ夫妻ことチャールズアンドレイイームズでしょう。
チャールズアンドレイイームズのデザインの歩みと、デザイナーズ家具作品の数々をご紹介します。 ■今なお夫妻の功績を残す、プライウッド製の家具
チャールズ・イームズは1907年ミズーリ州に生まれ、後のレイ・イームズは1912年にカリフォルニア州に生まれます。2人の出会いは1940年、ニューヨーク近代美術館主催のコンペに、チャールズが出品する作品の制作を、レイが手伝った事から始まります。
こちらのチェアは、チャールズアンドレイイームズの初期の作品、プライウッドラウンジチェアです。戦時中のチャールズアンドレイイームズが主に手がけた仕事は、海軍が負傷者の手当てに用いる、骨折時の添え木の制作でした。この添え木に使われるプライウッドの質を向上し、量産を可能にした技術は、後のデザイナーズ家具作りに大きな影響を与えました。この作品の発表後、アメリカの有名な家具メーカーであるハーマン・ミラー社と、ビジネスの契約を交わす事になります。
合板を滑らかに仕上げる高い技術によって、美しい曲面を持つ座面や背板が作られています。
■「イームズ」の象徴、DSRチェア
デザイナーズ家具に詳しくない方でも、DSRシェルチェアは知っているという程、世界的に有名なチェアです。当時のデザインが保たれた、プラスチック素材の座面とスチール素材の脚部は、不変の耐久性と快適性を兼ね備えています。
カラーバリエーションの豊富さも魅力の1つです。オフィスに、ショップに、リビングに、どの空間にも馴染み、アクセントとして機能します。
■追求された座り心地がもたらす贅沢感
チャールズアンドレイイームズのもう1つの代表作が、こちらのラウンジチェアです。
7層の合板や、ボリューム感のあるクッションで作られた贅沢な見た目は、各地の美術館の永久所蔵品や本の表紙、映画の背景など様々な場面に採用されました。
人間工学に基づいて設計された座り心地も、1度座ると離れられなくなる魅力を持っています。
■使い方自在のサーフボード風テーブル
最後にご紹介するのは、チャールズアンドレイイームズのエリプティカルテーブルです。
幅1800mmのこちらのテーブルは、3人掛けソファの前に置いても使いやすく、左右どちらかに花を飾ったり、本を置いたりといった自在な使い方も可能にします。
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