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8畳のワンルームインテリア

飛行機から学ぶ8畳のワンルーム一人暮らしインテリア

■狭いなりのインテリアの楽しみ方

最近のワンルームは、7.2畳とか7.8畳とか、ひと昔前の6畳よりもワンクラス広い部屋が主流です。
当然ながら、形状はどうしても長方形で、幅は狭く、昔で言うところの『うなぎの寝床』。横に1歩踏み出せば、反対側の壁です。

「そんなところで、レイアウトも家具もなにも‥‥‥」

幅の合う物を選んでギリギリで納めるだけ?
いえいえ。狭いなら、狭いなりのインテリアを楽しめばいいのです!
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■なんでもあるからなんでもできる

ワンルームは、そこがリビングであり、ダイニングであり、寝室であり、はたまたウォークインクローゼットでもあり、時には納戸でもあります。
たとえ8畳でも、スペースは物で溢れ返り、すぐにゴチャゴチャになりがち。

でも、考えようによっては「なんでもあるから」1部屋で「なんでもできる」ということ。

たとえ幅が狭く、物がゴチャゴチャしていても、カッコよく整えることはできます。

なにか思い当たりませんか?
幅が狭くって、ゴチャゴチャしたスペース‥‥‥、ほら‥‥‥‥
飛行機の操縦席
そう。飛行機のコクピットです。
8畳間と幅はいい勝負。狭くてゴチャゴチャしてるけれど機能的。
つまり、狭ければ『機能美』を追求すればいいのです。
♠ワンポイント:幅の狭い部屋のキーワードはズバリ『機能美』



■机周りはコクピット!

デスク用のチェアは、あなたにとって操縦席。
飛行機とは作業の種類がちがう、というだけです。
いかがでしょう?少しワクワクしませんか?
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一人暮らしなら、椅子だけはケチらず奮発しましょう。 その部屋のどの家具よりも高くてもいいくらいです。

ただし、肘掛けの幅と高さに気をつけて。机に収まり切らないと持て余すことになります。

机まわりは、ワークスペース。コクピットに学んで、必要な物から側に置いていきましょう。
これは、部屋をうまくレイアウトする「最大のコツ」でもあります。

女性の方なら、ドレッサーを兼ねた机などいかがでしょうか。
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♠ワンポイント:デスク周りは必要な物ほど近くに



■スペースを2分割して考える

椅子がが決まったら、さてレイアウトです。
まず部屋を2つに分けて考えます。ブースと言った方がいいかも知れません。
デスクワークするブースと、リラックスするブースです。

狭い部屋では、デスクのすぐ後ろがベッドで、疲れたらすぐに横になれる、というレイアウトの方も少なくありません。
一見、狭いスペースを有効に活用しているようにも思えます。が、どうでしょう?
明日までの提出の書類、あるいは卒論があったとして、夜なべして頑張って、疲れたのでベッドでひとやすみ‥‥‥
‥‥‥そのまま朝を迎えた人が、これまで何人いたことでしょう。

ここはあえて自分に厳しく!リラックスブースは、ワークブースからできる限り離します。

その代わりに、椅子だけは奮発したわけですから。

その点で、デスク付きのロフトベッドは、それを地でいった実に優れた製品です。
横になるためには、ちょっとした労力が必要ですからね。
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♠ワンポイント:リラックスブースはワークスペースと切り離す



■狭い部屋をあえてパーテーションで区切る

8畳ぐらいのワンルームですと、広く見える必要性はさらさらありません
物が増え続けるひとり暮らしで、それは「無駄な努力」と言ってもいいでしょう。
むしろ、なんでもすぐに手にできる「狭さ」が便利なのですから。

そこで。ここはあえてパーテーションを使ってブース分けする、というのはいかがでしょう。

実はその方が、奥行きが分からなくなる分、入り口側からは広く見えるのです。
パーテーションは、広い部屋を区切るためにあると思われていますが、そうでもありません。
やってみれば分かりますが、意外なほどに便利です。
例えば突然の来客でも半分片付ければ済みますし、見せたくない物は、全て陰に持っていってしまえばいいのですから。
♠ワンポイント:パーテーションがあれば片付けが楽



■パーテーションの作る光と陰

ワンルームの採光は、ほとんどの場合、テラス窓2枚のみです。
それをパーテーションで区切ったら、テラス窓のせっかくの光が遮られてしまい、ただでさえ暗いワンルームの半分がなおさら暗くなる。そうお考えでしょう。

しかし、たいていのワンルームは、レイアウトの都合上、テラス窓の1枚分は死んでいます。最悪、2枚とも死んでしまっている方も。
唯一の採光がこれでは、あまりに意味がありません。
多くの場合、テラス窓は、ベランダへの出入り口でもあります。

パーテーションは、小さな壁が表裏2面できる、ということです。
これでテラス窓を2枚とも解放することができますから、半分は、倍明るくなります。
ベランダへの出入りも楽になります。

さて。ここで少しだけ考えて、ワンルームは本当に全てに光が必要でしょうか?

なにもかも一部屋に収まっているワンルームでは、光が必要のない場所もあります

そうです。代表はベッドです。
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西日の暑さに、昼でも遮光カーテンを締め切りませんでしたか?
アイマスクをして昼寝する方もいらっしゃるくらいですから。

光の必要なところと、必要のないところ。
キッチリ分けてしまえばいいのです。

もちろんパーテーションは、全ての光を遮るわけではありません。
ソファーベッドにすれば、パーテーションの向こう側は、ちょっとした応接間にだってなります。
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パーテーションを利用する場合、エアコンのある位置に気をつけましょう。
そうすれば、意外なエコ効果も望むことができます。
♠ワンポイント:ワンルームには、光の必要な所と必要のない所がある



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