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10畳リビングのインテリア家具の選び方実例②
10畳間について2回目の記事です。(前回の記事はこちら)
前回は、広く見せるための視覚術を主に述べましたが、今回はいよいよ本来のレイアウトを掘り下げてみましょう。 ■そもそも10畳ってどれくらいの広さ?
まずは広さを認識していただくために、10畳の標準的なレイアウトをご覧ください。
テレビボードと、チェスト、ソファセットのみの配置をしてみました。テレビは37型です。
なんと応接セットだけで手一杯!
しかもソファは2人がけです。 10畳と言えども、意外に狭いことがお分かりいただけたでしょうか? ■サイドテーブルを配してソファをL字にする
広さだけ欲しいのなら、L字型のコーナーソファー。
3人掛けソファの詳細はこちら
2人掛けソファの詳細はこちら
1人掛けソファ詳細はこちら
ダイニングテーブルはこちら
すでにソファが揃ってしまっていても、コーナーにテーブルを配置すれば、L字にすることは可能です。
ガラス天板のサイドテーブルはこちら
さっそく配置を替えて見てみましょう。
いかがですか?
ファニチャーが増えているのに、グッと広くなったと思いません? もっとも、このくらいテレビと離れると、実際にはプライベートシアターレベル。42型は欲しいところです。
♠ワンポイント:部屋が狭いと感じたらコーナー利用
■2段重ねで広さと収納力どちらも確保
間取りにある収納家具は、人の集まる場所ということを考慮して、奥行きが45cmです。
ご承知のように、収納家具には、本や食器を入れるための奥行きが30cmくらいの物と、それ以外の大きさを考えた40cm前後の物との、大きく2種類があります。 けれども実際には、ほとんどの収納物は45cmまでは必要なく、むしろ奥の物が取り出しにくく、持て余すことが多いはず。 さりとて、30cmに収まり切らない物があるのも確かです。 そこで。目線となる上部は30cmの物を。シリーズで下を40cmクラスの物とを二段重ねにすれば、狭さを感じずに、かつ収納力を得ることができます。 2段重ねの収納シリーズの詳細はこちら
上下の家具接続用の金具も付いてくるのは、シリーズ物ならでは。
地震対策もお忘れなく。
♠ワンポイント:奥行きの違う家具を重ねて、広さと収納力両方を獲得する
■テレビボードを広めにして窓下を有効活用する
リビングのメインは、どうしてもテレビボードです。
この面積だけはいたしかたない‥‥‥ならば、テレビボードには、さらに活躍してもらいましょう。 収納力の高いテレビボードは、いわゆる宮部分のついた物になります。 壁面テレビ収納の詳細はこちら
テレビが大きければ、無駄もなく上も使えて有効なファニチャーですが、通常でも47型、あるいは55型でも収まるスペースで設定してあるので、32型くらいのテレビですと、どうしても余ってしまいます。
そこで、有効な選択はローボードということになります。が、人情として、ついテレビサイズに合う物を選びがち。 ともすると、家電屋さんで「純正ですからこのテレビにピッタリです!」とか奨められるままに購入したりしますが‥‥‥ 本当にそれでいいのですか? テレビをもっと大きいのに買い替えることはありませんか? 東京オリンピックももうすぐですよ? テレビを買い替えると、ピッタリサイズのテレビ台もとたんに邪魔者になります。 そこで、ここは「大は小を兼ねる」で大きい物を選びます。 このテレビ台の詳細はこちら
こちらは幅が180cm。100型だって大丈夫!まるでどこぞの物置の宣伝のようですね。
32型はだいたい75cmくらいですので、両端に50cmずつ余裕ができることになります。 さて。テレビボードのカタログ写真は、たいていが真ん中にテレビが乗っています。確かにそういう使い方が標準です。 でも、端に置いて悪い、とは誰も言っていません。 端によせれば、1mものスペースができることになります。 32型を乗せるとこんな感じです。
ぐっと広がりました。ローボードは視界を妨げないので、部屋を狭くしません。
ちょうど30cmほどの階段ができた、という程度。 これを、窓下に持っていって、スペースを有効活用しましょう。
もともと窓下用と言われる腰高の家具は、実際には、奥行きが45cmくらいあったりして、窓の開閉にはけっこう邪魔になります。
上げ下げ窓であったりしたら最悪。 45cm手前から直立して窓を上げてみてください。 やがてその窓は、「ハメ殺し」になる確率90%です。
♠ワンポイント:大きめのテレビボードで窓下を有効活用
■組み合わせでオリジナルのテレビ台をつくる!
腰高からの窓がない場合。さっきの要領で、もうひとつ家具を乗せて使って有効活用しましょう。
こちらのシェルフは幅が90cm。ちょうどテレビ台の半分ですが、もっと狭い物でもいいでしょう。
組み合わせで楽しむオリジナルテレビボード。 ただし、最近のテレビボードの奥行きは35cmくらいですので、くれぐれも奥行きにご注意を。 さぁ。東京オリンピックの時には、100型で見ましょうか。
♠ワンポイント:重ねて使うときには奥行きに注意
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