イエス・ラウブは1人のデザイナーの名前ではなく、デンマーク人のデザイナーユニットマーカス・イエスとユルゲン・ラウブのことをさします。
彼らは1994年から自らのアトリエ「イエス+ラウブ」を立ち上げ、数々の家具デザインや、照明デザインをカッシーナやレンツ、ソーント、ネモといった各社のために提供してきました。
またメルセデス・ベンツ社のためにショールームデザインを全世界共通で作っていることでも有名です。
イエス・ラウブが家具の業界で有名となる切っ掛けになったのは、2007年にフリッツ・ハンセン社から「スペース」シリーズをリリースし始めた事でした。
これは二人がフリッツ・ハンセンにプロトタイプを送り、好評だったことがきっかけだといいます。
二人のデザイン哲学は「まるで使う人が自分でデザインしたように、製品が体に馴染む」こと。
デザインとは体の一部であり、そのすべての要素が安定性と柔軟性を持っていることだといいます。