深澤直人さんは、山梨県出身のデザイナーです。
自身のスタジオ±0を持ちつつ、あの誰でも知っている無印良品のデザイナー兼アドバイザーも務めています。
特に深澤さんの仕事として知られているのはやはり無印良品です。
2014年の家電デザインリニューアルで、冷蔵庫3機種、オーブンレンジ類3機種、オーブントースター、ポップアップトースター、炊飯器、電気ケトル、ジューサーミキサーなど全11機種のデザインを一新しました。
その際のデザインは「生活になじむキッチン家電」をテーマにして、やさしい曲線を描いたデザインを基調としました。
換気扇のように紐を引いて再生する壁掛けCDプレーヤーなど、変わった製品もあります。
また、マルニ木工とのコラボ製品であるHIROSIMAシリーズは「Yチェア超え」を目指したと公言し、auから発売されたINFOBARは「溶けかけたアメをイメージした」など、身近でかつ気取らない物をモチーフとするのが彼のデザインの特徴です。
深澤さんの哲学は、デザインを意識させない、“スーパーノーマル”なモノに着目していること言っており、その通りどんな空間にも馴染むのが非常に特徴的です。