カスティリオーニ兄弟は、アッキレ・カスティリオーニ(1918~2002)と、その兄であるピエール・ジャコモ(1913~1968)の二人からなる、イタリアの家具デザイナー兄弟です。
彼らは1944年から活動を開始しました。
当初は建築の分野にも手を染めていたようですが、共に活動していた兄のリビオが独立してからは、よりインテリアの分野へと傾倒していきます。
彼らのインスピレーションの源は、日常生活でどこにでもある物をデザインへと落としこむ事でした。
例えば自転車のサドルやトラクターのシートなどをモチーフに、普通の素材で生活に馴染むアイディアを創りだすのが彼らの特徴でした。
その中でも転機になったのは、彼らが中でも照明デザインを始めるようになってからです。
代表作となるアルコランプは、1962年にフロス社が設立された歳、二人がデザイン責任者としてスカウトされた事がきっかけでした。
大理石ベースから曲線を描きながら金属のアームが伸びたアルコランプは、現在でも照明デザインの先駆けとして知られています。
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