
「スワンチェア」で知られる家具デザイナー、また建築家としてはSASロイヤルホテルの設計で知られるのが、アルネ・ヤコブセンです。
彼は1902年にデンマークで産まれ、第二次世界大戦の一時期を除いてそのほとんどがデンマークで活動しました。
活動を始めたのは1920年代終わりごろ。
住宅設計を中心として、コペンハーゲン郊外のリゾートを設計するなど、新進気鋭の建築家として注目されました。
家具デザイナーも活動を始めたのは戦後のこと。
現代的なデザインのスワンチェア、またエッグチェアは1950年代にコペンハーゲンのラディソンホテルのためにデザイン。
家具としては同国のメーカーのフリッツ・ハンセンによって、現在も製造が続けられています。
ヤコブセンにとって、建物に家具も含めてデザインするというのは彼の一貫したデザインの特徴でした。
SASロイヤルホテルの設計でも、建物本体だけでなくインテリアデザイン、照明やドアノブ、食器類などの細部までを一貫して手がけています。
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