ポール・M・ボルザーは、「コロナチェア」のデザインで知られるデンマークの家具デザイナーです。
彼は1923年にデンマークで産まれ、コペンハーゲンで家具デザインを学びました。
その後ハンス・ウェグナーの支援のもとで、家具メーカーFDB(デンマーク生活協同組合)でボーエ・モーゲンセンの部下として働き、数々の椅子を作品として世に出しました。
代表作となるコロナチェアは、1953年に三角形をデザインの基調としたピラミッドチェアを設計したことに始まります。
この作品は不成功でしたが、木のフレームと丸いクッションを使用して、このピラミッドチェアをさらに進化させたのがコロナチェアです。
このアイディアはどんな姿勢でもくつろぐことが出来て、機能的にも非常に優れた作品でした。
しかし、認められたのは彼の晩年になる1997年のこと。彼の死後1年に当たる2002年にはEUサミットでも使われました。
彼の作品にはコロナチェア以外にも、ダイニングチェアなどがあります。
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