ヨーゼフ・ホフマンは、19世紀末のいわゆる「アール・ヌーヴォー」のデザインに湧いた時代のウイーンで、「ウイーン分離派」「ウイーン工房」を牽引したデザイナーです。
その有機的なデザインは、20世紀のデザインの先駆けともいえるでしょう。

彼はチェコで、1870年に産まれました。
芸術と建築について学ぶのは少し後のことになりますが、その時に師事したのが「芸術は必要にのみ従う」という言葉で知られる建築家、オットー・ワーグナーです。
ウイーン分離派を立ち上げたのは1897年ですが、この時に彼のもとに集まった中には有名な画家、グスタフ・クリムトもいます。

分離派を去ったあと、1903年からはより建築とデザインの分野に没頭するため「ウイーン工房」を立ち上げます。
ここで彼は、ベルギーの資産家ストックレーのために私邸を建築します。この時ホフマンは外装の建築を手がけて、大きな注目を集めました。
また、クリムトが食堂の壁画を描くなど、クリムトとホフマンの親交も深いものでした。

彼が家具をデザインするのは「家具、布、服飾など生活に関わるものを制作する」事を目標にしたウイーン工房の頃です。
代表作にクーブスなどがあります。

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