
ル・コルビジェは、「打ちっぱなしのコンクリート」「続きガラス窓」「屋上庭園」「ピロティ」といった建築における新機軸「ブルータリズム」で、中世以来の石とレンガで構成されていた西洋建築に革命をもたらした人物でした。日本の建築界でも、「コル」と呼ばれ今でも尊敬されています。
コルビジェが産まれたのは1887年、スイスでのこと。
父は時計職人でした。勉強を終え、ヨーロッパじゅうを建築の勉強のために渡り歩いたあと、パリで本格的に建築家としての活動を始めます。代表作はなんといっても「サヴォワ邸」。
最初に示した新機軸の全てを盛り込んだその住宅は、大きな注目を集めました。
日本では東京・上野の国立西洋美術館が作品として知られ、まもなく世界遺産としての登録を控えています(2016年5月現在)。
コルビジェの名言に「住宅は住むための機械である」というものがあります。
余計な装飾を廃し、なによりも住む人の利便性と、毎日を快適に過ごすことを前提としたそのデザインは、機能美に溢れています。
それは家具にも見ることが出来るでしょう。また、元祖人間工学とも言える「モデュロール」を発明し、住宅や家具などの設計に活かしたことでも知られます。
家具には、「バスキュラントチェア」「シェーズロング」などがあります。
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