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ホフマン

モダンデザインの先駆者、ヨーゼフ・ホフマンのデザイナーズ家具

オーストリアの建築家ヨーゼフ・ホフマンは、後のモダンデザインに大きな影響を与えた人物として、デザイン史に欠かせない人物です。
建築家でありながら、本の装丁や陶芸、テキスタイル、そして後世に残る名作家具等を手がけるなど、多彩な仕事人としても有名でした。
今回は、多彩なクリエイター、ヨーゼフ・ホフマンの「クーブスソファ」をご紹介します。


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■ヨーゼフ・ホフマンとウィーン工房

ヨーゼフ・ホフマンは、1903年にウィーン工房を設立します。
そこでは建築だけでなく、家具や日用品の制作など、生活に関わる様々な道具が作られていました。

ウィーン工房で作られた道具には2つの特徴がありました。
1つ目は、直線や立方体がデザインのベースに使われている点です。
そして2つ目は、職人の手仕事によって1つずつ手作りする事に力が注がれていた点です。

それは、産業革命の大量生産システムによって品質の悪い家具が出回り始めていた状況を打開しようという、ホフマン達のこだわりが反映されていました。


■ヨーゼフ・ホフマンとウィーン工房

クーブスクーブスの詳細はこちら
こちらはヨーゼフ・ホフマンが展覧会のために制作したクーブスソファです。
「クーブス」とは「cube(キューブ)」のドイツ語で、立方体という意味です。

幅1000mmに満たないシンプルなソファは、お部屋のどのスペースにもよく馴染みます。
ホフマンのデザインには、グリッドに基づいて直線で構成された立方体がよく使われました。
このことから、ホフマンは別名『正方形のホフマン』と呼ばれています。
クーブスソファの表面にも、まるでグリッドを描くかのようにクッションが敷き詰められています。


■愛嬌を感じさせる風貌

クーブスクーブスの詳細はこちら
二人掛けタイプのクーブスソファもあります。
幅1660mmの大きさでも、小さなキューブ状のクッションで覆われたデザインが、お部屋に威圧感を与えません。
本体を支える太い脚も、ゆったりとした落ち着きを感じさせてくれます。


ホフマン
レザーを茶色にするとレトロ風になり、かわいらしい雰囲気が増します。
ホフマン
触れた時の心地よさもしっかり備えています。
クーブスクーブスの詳細はこちら
さらに、3人掛けタイプのクーブスソファになると、幅は2240mmとなります。
休憩時には少し横になる事もできますので、多様な使い方が可能です。


■現代の家具に通じる、ホフマンの思想

ホフマンらが活躍する以前の椅子や家具は、権威や時代を象徴するための曲線的な装飾があちこちに施されていました。
それに対し、ホフマンは使う人にとっての「必要性」と「機能性」をデザイン面で重視しています。
この考え方は後世のデザイナー達によってより洗練され、現在私たちが使う椅子や家具として形を残しています。
シンプルでありながら、どこか優雅さを感じるクーブスソファを、お部屋に1点設置してみてはいかがでしょうか。
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