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北欧インテリア

◆北欧インテリアの特徴とは【シンプルで居心地良いインテリアスタイル】

北欧インテリアスタイル。
この名前も最近では当たり前のように耳にし、目にするようになってきました。
日本ではブームが起こって早10が経つかと思いますが、その圧倒的なブームが終わっても根強い人気は相変わらず続いているようです。
今や日本の文化に浸透しつつありますね。

遥か北の地で生まれ、日本のみならず世界でも愛される北欧インテリアスタイル、一体どんなインテリアなのでしょうか?

◆北欧インテリアスタイルとは?

北欧インテリアスタイルといえばシンプル・ナチュラル・スタイリッシュ・有機的、さらにはモダンやテキスタイルといったちょっとバラバラなイメージの言葉が浮かぶのではないでしょうか?

北欧の主な国はスウェーデンやデンマーク、フィンランドにノルウェー。ヨーロッパの北に位置する冷涼な地方です。
夏でも朝晩は寒くジャケットが必要、冬場は気温はマイナスまで下がります。
特に冬の日照時間はとても短く15時前後にはすでに日が落ちる事もあるそうです。

夜の長い冬、人々は室内で過ごす時間が長いのです。
自然、家の中を居心地の良く、温かい空間にしようと工夫が重ねられていきます。
温かみや優しさ、元気や明るさ、そういった雰囲気を家具や小物を通して作り出してきたのです。
世界一と言ってもよいほどインテリアに熱意を持っているのが北欧、そうして出来上がったのが世界中で愛される北欧インテリアスタイルなのです。

では北欧インテリアスタイル、最もポピュラーな家具いくつかにフォーカスを当ててご紹介しますね。

◆スタイリッシュかつ独特の曲線美、北欧のデザインチェア

北欧インテリアスタイルのイスはその不可思議な曲線が特徴的かと思います。
素材となる木材に熱を加えながら徐々にカーブをつけていく「曲げ木」という作業でこの曲線美が生まれるのです。
さらにこのような曲線は人の身体の曲線にフィットするように考えられています。
ただ美しいデザインというだけでなく、その有機性が北欧インテリアスタイルの素晴らしいところです。

また北欧インテリアスタイルではベースとなる家具の色はベージュや深みのあるブラックやブラウン、モスグリーンなど自然色が中心。使う素材も木材やウール、リネンなど天然のものを使っています。
合成繊維では到底出す事のできない安心感や居心地を感じる事が出来るでしょう。

こういった色合いは得てしてもっさりとした重い印象になりがちですが、その洗練されたデザイン性ですっきりと垢抜けて見えます。

◆その身を沈める事で実感する居心地が北欧のソファです

ソファといえば家族が集まるリビングルームの中心に置かれるボリュームある家具の一つですね。
当然そこは家族全員が座ってお茶を飲んだりおしゃべりをしたりと、団欒を楽しみ過ごす場所になります。

そんな大切なソファを北欧インテリアスタイルで演出してみるのも楽しいアイディアかと思います。
布地は温かみのあるアースカラーのウールやリネン地、肘掛や足には天然木を使用したものも多くあります。
ファブリックや木のぬくもり、全体の印象を引き締めるデザイン、相反するイメージが共存している、そんなモダンなスタイルも楽しめます。

またこういった自然な温かい印象のソファにビビッドカラーのクッションを合わせることで、北欧ならではのテキスタイルを加える事ができます。
ソファ前のテーブルに置く家族分のマグカップ、これもお洒落に演出するとさらに雰囲気がアップしますよ。

◆温かな料理をさりげなく彩る、北欧テーブルのインテリアスタイル

シンプル・スタイリッシュ・有機的・・・そんなイメージを存分に感じられるのが北欧インテリアスタイルのテーブルではないでしょうか。
それはテーブルはあくまで脇役、大切なのはそこに集う人だということを北欧のインテリアデザイナーは知っているからです。

素材は天然木やブライウッドをシンプルに絶妙に組み合わせて作られています。
そしてただシンプルなだけでなく、ほんの少しの遊び心が加えられたモダンで個性的なデザインが目に楽しいのです。他の家具にも見られるようにその個性的なデザインは機能的、使いやすさと直結しているので北欧だけでなく各国の人々から長く愛されているわけです。

このテーブルに赤や黄色、はっきりした柄のある食器を並べて、温かい料理を囲んでみれば。
このコントラストが北欧インテリアスタイルの醍醐味なんです。

北欧インテリアスタイルのテーブルの最も大きな特徴はそこで過ごす家族の幸せを演出していることです。

◆空間に馴染むのに個性的な存在感、北欧インテリアの収納家具

例えば日本の和ダンス。
その形、大きさ、こげ茶から黒の塗装・・・重厚なイメージが浮かびますよね。
これはこれで日本家屋の座敷や漆喰の壁にとてもよく映えて美しい演出となります。

北欧インテリアスタイルではタンス、チェストも天然木の色をそのまま利用しています。
このナチュラルさが床や壁に柔らかく馴染むのです。

また北欧の土地はほとんどが森で木材は量も種類も豊富です。
家具に使う素材、天然木といっても白いものから黒っぽいものまでカラーバリエーションがあり、それを組みあわせることで存在感を醸し出しています。

そしてここでも北欧のインテリアデザイナー達こだわりの有機美溢れるフォルムが普段の生活に楽しさをプラスしてくれます。

余談ですが壁や床に良く馴染む北欧インテリアスタイルは、日本の畳や漆喰とも合うのが人気の理由の一つです。

◆こんな照明は、北欧でしか見られない・・・かも

北欧のインテリアスタイルは照明を抜きにして語れない。

北欧デザインの照明達を一通り目にしてもらえれば、この言葉の意味がわかるかと思います。
まるで彫刻美術のよう。
他に類を見ない斬新で大胆なデザイン。
イスやテーブル、収納家具におけるシンプル・ナチュラルテイストを覆すような複雑さに驚きます。
そこにもデザイナー達の生活空間を有機的に演出する仕掛けが込められているんです。

照明というのはそれだけでは役目を果たしていませんよね。明かりを灯す事で初めてその素晴らしさがわかるというものです。
北欧インテリアスタイルにおける照明は単に空間を煌々と照らすのではありません。
明かりをともした時に浮かび上がる陰影、かすかな揺らぎや奥行き。壁や床、家具に浮かび上がる光と影の美しさを北欧の照明は演出しているのです。
北欧のインテリアスタイルは単にシンプルでナチュラルということではなく、ベーシック家具の上にビビッドでモダン、先鋭的なアクセントになる証明や小物がある事で成立しています。
安心感をもたらす自然なものと、心を躍らせるカラフルなもの、この中での生活が北欧の厳しい自然の中でも笑顔で暮らしていける秘訣なのでしょう。

ただし、それだけでは北欧インテリアスタイルは不十分です。

「北欧のインテリアスタイルとは人がいてこそ完成する」
インテリアデザイナー達はそんな思いで家具のデザインをするそうです。
寒い外から帰ってきて、明かりを灯し、温かいドリンクを手にゆったりと座る。
美味しい料理を囲み、家族や友人と笑いながら過ごす夜。
そんな当たり前のシーンを穏やかに個性的に演出してくれるのが北欧インテリアスタイルです。

あなたもぜひお気に入りの北欧家具を一つ、見つけてみてください。
そうしてそこに居てみてください。
一人でも、大切な人と一緒でも。
それがあなただけの北欧インテリアスタイルになりますよ。
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