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見せる収納

見せる?見せない?おしゃれに見える収納棚とは

インテリアの印象の大半を決定付けてしまうもの、それが収納です。
収納はものを隠す場所でもあり、また飾って魅せる場所でもあります。
ここがうまくいかないと、せっかくのおしゃれな家具も台無しになってしまいます。

逆になんの変哲もない家具を置いていたとしても、収納をうまく使いこなせれば、インテリアは素敵な空間に変貌します。

ではどういった収納がおしゃれな空間を演出してくれるのでしょうか?

それは少し見せる、でも全部は見せない、「じらし収納」

簡単に言うと、見せる部分と見せない部分を上手に組み合わせることで、おしゃれなインテリアが実現します。
今回はそんな「じらし収納」をつくる方法をご紹介します。

コーディネート
インテリアコーディネート インテリアコーディネートマニュアル

隠すものは徹底的に隠す

家の中にあるほとんどのものは、インテリアの観点からは見えない方が良いものばかりですよね。
だからこそ、隠せる収納はこれでもかというくらい、たっぷり用意するのが正解です。

中でももっとも使い勝手の良い収納は開閉式の扉+可動式の棚タイプ

サイズや形が様々あるモノたちを収めるためには、入る高さが固定されている引き出しなどはあまりおすすめできません。
一方可動式の棚であれば、しまうモノに合わせて高さを調整できるため、サイズに関わらずどんなモノにも対応できます

さらに見た目も大事なポイント。

収納力を重視すると、それなりのボリュームの家具を選ぶことになります。
ボリュームのある家具は存在感満点ですので、極力シンプルなものを選ぶのがベストです。
海外の高級モダン家具などは、極限まで無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインが多いのも納得です。

そこで今回特におすすめしたいのが、こちら。
棚が可動式なだけでなく、背面に電気コード用の穴が設置されているので、ルーターなどの細々とした家電製品も隠すことができます
家電製品が複数ある場合には、電源タップごと隠すことだってできてしまう、大変な優れものです。

機能面だけではありません。
デザイン面でも非常に優秀な逸品です。取手や無駄な装飾が一切なく、フラットな扉が他のすべての要素を綺麗に隠しているこのデザインは、海外の高級モダン家具でないとなかなかお目にかかれません!

このキャビネットは見事にそれを再現しており、この写真のようなモダンなインテリアを目指す方には是非とも取り入れていただきたいですね。


見せたいものは堂々と

見せる収納はちょっと厄介です。
雑貨などを美しく「魅せる」ためには、各アイテムをゆったりと配置しなければならないので、結構な場所を消費します。

もしお部屋が狭くて新たな収納用にスペースを取れない場合には、先にご紹介したような背の低い収納の天板上を「魅せる」場所にしてください。
お気に入りのものを上手に並べて配置できれば綺麗な魅せ場の完成です。

でも少しでもスペースにゆとりがあるならば、「魅せる専用」の収納を用意しても素敵です。

例えば縦長のオープンシェルフを2台設置するとお部屋のバランスがとりやすくなります。

しかしここでご注意を!

入れようと思えばかなりの量を収納できるオープンシェルフですが、絶対に実用目的の収納としては使わないでください。
ここに置くものはあくまでも「飾り」です。たくさん本が入るからといって何でもかんでも入れてしまうと、本当に冴えない空間になってしまいます
上の写真は比較的本が多めですが、すべて洋書であることをお忘れなく。
素敵な美術書や写真集、洋書などがあれば是非飾ってみてください。

飾る物は少なめに、広い空間を堂々と使って配置する。
そして大小異なるサイズの物をバランスよく。これが美しい飾り棚の基本ルールです。

もし小さい雑貨ばかりで配置のバランスをとるのが難しいと感じたら、少しだけ主張のあるデザインの棚を選ぶとよいでしょう。
例えばこちらの棚は初心者にもおすすめです。
見た目のデザイン性は抜群に良いです。

ただそれ以上に、1段間隔で太いフレームのようなものに囲まれているところが最大のポイントです。
雑貨などの配置がうまくいかなくても、このフレームが額縁の役割を果たし、その段を一枚の絵のようにまとめてくれるので、初心者さんでも比較的簡単に魅せ場が作れてしまいます。

このフレーム、実はガラスのついた扉になっています
細かい雑貨類ほどホコリ掃除が面倒なものですが、この扉がついていればホコリをシャットアウトできるので掃除の手間も省け、一石二鳥ですね。


狭い空間には透明家具が大活躍

見せる収納を取り入れたいのは山々だけど、部屋が狭くて圧迫感が出てしまうことってありますよね。

そんな時は、透明色の収納棚が活躍します
容積はしっかりあるのに、側背面が透明なだけで一気に軽やかな雰囲気になります
視覚的には横板以外は何もないのと同じ効果があるので、狭い室内でも圧迫感を感じません

お部屋の間仕切りとして使っても、空間の体感面積を損ねることなくお使いいただけます。
その上、飾っている小物や雑貨が宙に浮いているかのような錯覚を与え、遊び心があってとても素敵なデザインに仕上がっています。


まとめ

いかがでしたか?

収納は、見せる物と見せない物を明確に区別することが大事です。
その上で、見せない物は徹底的に隠し、見せるものはゆったりと、そして堂々と飾ってあげることでおしゃれな収納が完成します。

部屋の雰囲気を良くも悪くもしてしまう収納。インテリアのどこに力を入れるか迷ったら、是非一番最初に手をつけてみてください。
お部屋の雰囲気がガラっと変わること間違いありません!
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