北欧キッチンのインテリアで重要な配色とデザイン

北欧スタイルのインテリアはどこか温かみあって懐かしい雰囲気です。
北欧は厳しく長い冬のため、家の中で過ごす時間も長くなります。

室内で快適に過ごせるようにインテリアにこだわるため、自然と北欧スタイルが確立されてきたのでしょう。
キッチンも北欧系のものは合理的で使いやすくできています。シンプルですが、色やデザインが工夫されています。
オシャレでありながらどこか懐かしくてほっとできるのが北欧のキッチンの特徴です。

１．北欧インテリアの配色について

北欧の人々は室内で長く過ごすことを余儀なくされるため、部屋を明るくあたたかみのある居心地のいいものにしたいと考えます。
そのため、北欧のインテリアには暖色系でやわらかな色をとても多く取り入れています。
といっても、やみくもに様々な色を取り入れるわけではありません。
木材の家具を部屋に取り入れる場合は、家具の木部の色を床材とあわせて統一するなど、メインとなるベースカラーを決め、その上でアクセントになる色を効果的に取り入れています。

アクセントカラーはコントラストのきいた色だけではなく、落ち着いた白やベージュなどを取り入れることも多いです。
色に気を使うことで北欧風のあたたかでやわらかみのあるコーディネートが可能なのです。

２．北欧キッチン収納家具のデザイン特徴について

北欧の人々は、長い冬の間、室内でいかに快適に過ごせるかということを大切にして生活してきました。
そのため、北欧の家具は見た目の美しさとともに使いやすさを追求して作られてきました。
北欧の家具は華美ではなくシンプルですが、長く置いておいても飽きの来ないデザインになっています。
単純で直線的なラインで作られているため、一見シンプルすぎて使いづらそうに見えるのですが、使う人の動作を考えたデザインになっており、大変使いやすくなっています。

キッチンの収納家具も色や形は一見シンプルですが、冷たい感じはなく、あたたかみがあり、それでいて使う人に配慮のある機能的な設計になっているのが特徴です。

インテリア事例解説

Other Metro 工務店のフロンヴィルホームズ名古屋株式会社さんによるKitchen

白をベースにしたキッチンにスタイリッシュな白のスツールが北欧らしい雰囲気を出しています。
インテリアのベースの色が白ですが、あたたかみのあるペンダントライトを使っているため冷たい雰囲気にはなりません。使われている色はとても少ないですが、洗練された北欧風のインテリアになっていますね。

Other Metro 工務店のSeed+拡運建設株式会社さんによるScandinavian Kitchen

白をベースにしたキッチンと、明るい木目のダイニングセットや家具が北欧らしいやさしい雰囲気を出しています。
キッチンの壁にある木の棚がぬくもりを感じさせます。
味わいのあるペンダントライトもお部屋の雰囲気にあっていますね。
ドアの色やランチョンマットの色はトーンがあっていて統一感があり落ちついた雰囲気になります。

Other Metro 建築士＆建築デザイナーのアトリエハコ建築設計事務所さんによるIndustrial Kitchen

白をベースにしたキッチンとワークトップを兼ねたステンレスのダイニングテーブルは実用的でありながら見た目にとても美しいです。
機能性とデザイン性を追求する北欧的な考えを取り入れた空間を創り出しています。
背後に見える収納の扉の濃い目の茶色がアクセントになっていて、お部屋全体を引き締めています。

Other Metro 工務店の株式会社安江工務店（LOHAS studio 名古屋）さんによるModern Kitchen

白をベースにしたキッチンですが、冷蔵庫やスツールの脚、ライティングのチェーンにアクセントになるような濃い目の色を使っていて引き締まった空間になっています。
白いスペースがこれだけあるのに、よくみると同じ白でもいろいろな素材があり、とてもスタイリッシュな雰囲気のキッチンになっています。