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デザイナー家具で時代と人々に寄与した、ボーエ・モーエンセン

ボーエ・モーエンセンは北欧・デンマーク出身の家具デザイナーです。

数々の功績や、そのデザイナーとしての実力から、デンマークの近代家具デザイン史では必ず名前が挙がる人物です。

彼とその家具が長く愛され続けている理由は、常に庶民に寄り添ったものづくりを続けていた事に他なりません。

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■大衆のためのものづくりを続けたボーエ・モーエンセン

1914年、デンマークに生まれたボーエ・モーエンセンは、20歳で家具マイスターの資格を得たのち、デンマークの芸術学校で家具づくりを学びます。

この頃、ハンス・J・ウェグナーと知り合い、以降2人は長きに渡って親交を持ち続けました。

卒業後、ボーエ・モーエンセンは、FDB(デンマーク共同連合連合会家具部門)の責任者を務めました。FDBのコンセプトは、大衆に向けたものづくりでした。

18世紀の半ばから起こった産業革命で、機械の高速化によってものづくりのスピードは飛躍的に向上しましたが、椅子などの家具は、貴族や王族が所持する高級品という意識が残っており、大衆向けの家具は高価な存在でした。

ボーエ・モーエンセンは、「庶民でも手が届く価格で、質の良い椅子を作る」事にこだわり、コストを押さえた大量生産に成功します。

■身近な物をヒントに新しい価値を生み出す

ボーエ・モーエンセンが師事したデザイナーに、コーレ・クリントという有名なデザイナーがいます。コーレ・クリントは「リ・デザイン」の考え方をボーエ・モーエンセンに継承します。

リ・デザインとは、歴史あるデザインを、現代の生活に馴染む形に作り変える作業です。ボーエ・モーエンセンは、教会で使われている椅子や、スペインの貴族の椅子などを次々にリ・デザインして行きました。

歴史の中で息づいてきたデザインを、当時の人々にとって使いやすくアレンジして作られた家具は、デンマークやヨーロッパ諸国で高い評価を受けました。

■静かなやすらぎをもたらすソファ

こちらの3人掛けソファは、モーエンセンが自分の家でも愛用していた物で、現在ではリプロダクトのデザイナーズ家具となり、誰でも購入する事が可能になりました。

肘掛けは高すぎず低すぎず、持たれかかった際、程よい位置におさまります。アッシュウッドのフレーム脚は、大きなソファを柔らかく優しい印象にしており、北欧家具らしさを感じる部分でもあります。

書斎で過ごす1人の時間には、こちらの1人掛けソファがおすすめです。

身体を3方向から包むクッションは、読書をより集中させてくれます。

3人掛けよりも少しコンパクトな、2人掛けソファもあります。

2人並んでゆっくり談笑するスペースとして、丁度良い存在感のソファです。

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